リモートワークの浸透が日本にポジティブな効果をもたらしている

Source:Unsplash

家にいながらWeb会議やチャットツールを活用して柔軟な働き方を実現する「テレワーク」や「リモートワーク」。コロナをきっかけに世界中で大きく成長した分野ですが、日本での浸透具合やその影響はどの程度なのでしょうか?詳しく解説します。

スタートは遅いが、着実に進める日本スタイル

日本の企業は、古い伝統や技術に固執することでDXなどの遅れを指摘され、その結果経済的にも悪影響を受けていると批判されることがあります。例えば、Webブラウザへのサービス対応に関して、Internet Explorer以外のブラウザでも動作するようにWebサイトをコーディングし直していない企業には警鐘が鳴らされることもあります。また現在は挽回したものの、日本ではキャッシュレス技術の導入が遅れていました。

リモートワークにおいても、パンデミック前はわざわざ導入する企業はほぼなく、嫌われる仕組みのひとつでした。しかし、パンデミック前はわずか10%だった「リモートワーカー」が、今の日本では27%まで上昇。さらに、「自分の会社がハイブリッドワークをサポートしてくれている」と回答した人は2022年の段階で全体の55.6%にも上ります。

日本の通勤時間とストレスの関係

実際、リモートワークの導入は様々な面でポジティブな影響を与えます。例えば、「首都圏オフィスワーカー調査2019」によると通勤時間の平均値は49分で、通勤時間が長くなるほどストレスは多くなります。そして、通勤ストレスが多いほど、生産性やエンゲージメントが低下するという結果も出ています。リモートワークによって通勤から解放されれば、時間の節約だけでなく、ストレスを減らすことにも成功します。

通勤省略で生まれた時間をプライベートに活用することも

通勤時間省略によって生まれた時間で、家族との時間を増やすことができます。また、新たな勉強でスキルアップに繋げることもできます。プライベートを充実させたい人は、趣味や海外オンラインカジノといった新しいエンターテイメントに挑戦してみるのも人生の充実、満足度につながるはずです。

リモートワークは採用活動も活性化させる

転職サービスを提供している「doda」の調査によるとリモートワークを導入、支援している企業は、採用活用にもポジティブな影響を与えることがわかっています。例えば、dodaに「リモートワーク可」で求人を掲載する企業は、2020年から2021年にかけて掲載数が約10倍に。そして、応募数も約10倍に増加していると言います。パンデミックによりリモートワークの利便性を理解した人が多く生まれたことで、会社も前向きになり、それがストレス解消、生産性向上、採用推進、プライベートの充実に繋がっているとすれば、導入しないてはありません。こういった働き方の進化は、日本は慎重になりがちですが、時間はかかってもこうして誰もがその利便性を享受できる様になることはとてもいいことです。今回の出来事を学びに変えて、今後訪れる違った働き方革命も、着実に浸透していくことを願うばかりです。

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